冷茶と水出し茶、どう違う?それぞれの魅力とおすすめの飲み方
暑い季節には、ひんやりとしたお茶が一段と美味しく感じられますよね。
そんな「冷たいお茶」には、実は2つの淹れ方があるのをご存じでしょうか?
それが「冷茶」と「水出し茶」です。
どちらも「冷たいお茶」ですが、同じ茶葉を使っていても、
淹れ方によって味わいや成分に違いがあります。
今回は、それぞれの特徴やおすすめの楽しみ方をご紹介します。

Contents
「冷茶」とは?…【お湯】で淹れたものを冷やすお茶のこと
冷茶は、お湯で淹れたものを、氷で冷やしたり冷蔵庫で冷やしたりして飲むお茶のことです。
熱いお湯を使っているため、茶葉に含まれるカテキン(渋み成分)やカフェインがしっかり抽出され、香りも立ちやすいのが特徴です。
熱いお茶を急冷することで、味が引き締まり、香ばしさやキレのある後味が楽しめます。
食事に合わせやすく、口の中をさっぱりとリセットしてくれるのも魅力のひとつです。
冷茶の特長
●抽出が早く、手軽につくれる
●香りが豊かで、しっかりとした味わい
●カテキンやカフェインが多く含まれる
●食事との相性が良く、食中茶としてもぴったり

「水出し茶」とは?…冷たい【水】でじっくりと淹れたお茶のこと
水出し茶は、茶葉に冷たい水を注ぎ、時間をかけてゆっくりと抽出するお茶です。
低温で淹れるため、カテキンやカフェインの抽出量が少なく、代わりにアミノ酸(旨み成分のテアニンなど)が引き出されやすくなります。
渋みや苦みが抑えられ、まろやかな甘みを感じられるのが水出し茶の魅力。
胃にやさしく、ゴクゴクと飲みやすいため、夏の水分補給にもぴったりです。
水出し茶の特長
●渋味や苦みが少なく、旨みや甘みを感じやすい
●カフェインが少なめ
●透明感のある色味で、見た目にも涼しげ
●リラックスタイムや就寝前にもおすすめ

どっちがおすすめ?シーン別で選ぶ楽しみ方
「冷茶」
食事のお供に…味がしっかりしていて料理に負けない、口の中をさっぱりさせてくれる
忙しい朝…手早く淹れられて、カフェインでシャキッと目が覚める
「水出し茶」
リラックスタイムに…渋みが少なく、やさしい甘みでほっと一息
おやすみ前…カフェイン控えめで、リラックス効果も◎
お子さまの水分補給に…渋みがなく、飲みやすい味わい
気分やシーンに合わせて冷たいお茶を楽しもう
同じ茶葉でも、淹れ方によって変わる冷茶と水出し茶。
暑い日には、さっぱりとした冷茶でリフレッシュ。
のんびり過ごしたいときには、まろやかな水出し茶で癒されて。
気分やライフスタイルに合わせて、ぜひ両方の美味しさを楽しんでみてくださいね。
