鹿児島県産抹茶について
現在、世界では大きな抹茶ブームが起きていることをご存じでしょうか?
ここ数年、健康志向の方を中心に、抹茶を求める声が高まっており、「Matcha」は世界共通で使用される言葉になりつつあります。
その影響を受け、有名な京都の宇治抹茶をはじめ、日本では抹茶の生産が増えています。
今回はそんな世界から注目されている抹茶、とくに当店で取り扱っている「鹿児島抹茶」の特徴についてご紹介したいと思います。

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鹿児島・南九州市で育まれる鹿児島抹茶
当店で取り扱っている抹茶は、鹿児島県南九州市で育てられた茶葉を中心に使用しています。
南九州市は、知覧町・頴娃町・川辺町に広がる日本でも有数のお茶の産地。令和8年現在、生産量日本一を誇り、温暖な気候と、山と海に囲まれた丘陵地帯で茶づくりが行われています。
この地域では、寒暖差によって霧が発生しやすく、火山灰が堆積した水はけの良い土壌が広がっています。
こうした自然環境が、茶葉の生育を支えているのです。

抹茶の作り方
抹茶は「碾茶(てんちゃ)」と呼ばれる茶葉を、茶臼や専用の機械で細かく挽いて作られます。
碾茶は、主に「被覆栽培(覆い栽培)」と呼ばれる方法で育てられます。被覆栽培では、収穫前の新芽を藁や寒冷紗などで覆い、日光を遮ります。
その後、収穫した茶葉を蒸し、揉まずに乾燥させることで碾茶が作られます。こうすることで、茶葉の鮮やかな色合いや、まろやかな味わいを引き出す茶づくりが行われています。
使用している茶樹は煎茶と同じチャノキですが、碾茶は煎茶とは異なり、覆いをして日光を遮る「覆下栽培」など、碾茶に適した栽培方法で育てられます。また、茶には煎茶向け・碾茶向けなど、用途に適した品種もあります。

抹茶に含まれる成分
抹茶には、茶葉に含まれるさまざまな成分が含まれています。代表的なものとして、カテキン、テアニン、カフェイン、ビタミン類などがあります。
なかでも、抹茶の味わいに関わる成分のひとつが「テアニン」です。テアニンはお茶に含まれるアミノ酸の一種で、うま味や甘みに関係しています。
一方、「カテキン」はお茶に含まれるポリフェノールの一種で、渋みや苦みなど、お茶の味わいに関係する成分です。抹茶にもさまざまなカテキン類が含まれており、その含有量は栽培方法などによっても変化します。
また、抹茶の鮮やかな緑色には、茶葉に含まれる「クロロフィル」という色素が関係しています。
このほか、抹茶にはカフェインなども含まれています。抹茶は碾茶を細かく挽いて作られるため、煎茶と異なり、茶葉そのものを粉末にして味わうのが特徴です。

▲抹茶に含まれる主な成分
鮮やかな緑色と、まろやかな風味が特徴の「鹿児島抹茶」
鹿児島抹茶は、茶碗に点てたときの美しい緑色と、爽やかな香りが特徴です。口に含むと、茶葉本来の自然な旨味とまろやかな甘みが広がり、豊かな風味を楽しむことができます。
苦味や渋味は比較的穏やかで、すっきりとした後味があります。
抹茶を日常に取り入れたい方にも親しみやすい味わいです。

多彩な品種が生み出す、奥行きのある味わい
日本列島の南に位置する南九州市では、全国でも早い時期から茶摘みが始まり、
暖かい地域、早生から晩生まで多くの品種が栽培されています。
品種によって香りや味わい、色合いにはそれぞれ個性があります。
単一品種の個性を楽しむ「シングルオリジン」のお茶として味わったり、複数の品種を組み合わせることでバランスの取れた風味を楽しめるのも鹿児島抹茶の魅力です。

アレンジ方法も様々
海外では、主にラテの材料として使用されている抹茶。
抹茶ラテの他にも、お菓子の材料に使用したり、抹茶塩にしたり、アイスなどのトッピングにしたりと、様々なアレンジに活用できます。
「茶筅(ちゃせん)」で点てて飲むイメージが強い抹茶ですが、耐熱性の容器に、沸騰させた後70度ほどに冷ましたお湯と一緒に入れて、よく振るだけでも飲むことができます。
ここでは鹿児島抹茶を紹介しましたが、鹿児島だけでなく、いろいろな地域で栽培されています。同じ品種でも土地により味わいも異なりますので、飲み比べてみるのもおすすめです。
お気に入りの味を見つけて、ぜひ生活の一部に抹茶を取り入れてみてください。
参考・出典
・農研機構「国産抹茶の価格と化学成分含有量の関係」
・農林水産省「みんなで支える日本の食卓|お茶」
・堀江秀樹「抹茶の品質と機能」日本茶業学会
