知覧茶とは?産地や特徴、美味しい楽しみ方をご紹介
静岡茶と並び、全国有数のお茶の産地として知られる「知覧茶」。
当店のオンラインショップをご覧いただいている皆さまには、ご存じの方も多いかと思いますが、「知覧ってどこにあるの?」「他のお茶とは何が違うの?」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回から複数回にわたり、知覧茶の魅力についてシリーズでお届けします。
第1回目となる今回は、知覧茶の産地や特徴、美味しい楽しみ方についてご紹介します。
知覧茶とは?
知覧茶は、鹿児島県南九州市の頴娃・知覧・川辺の3つの地域で生産されるお茶のブランドです。
南九州市は、市町村単位で全国有数の茶生産量を誇り、鹿児島県を代表する茶産地のひとつとして知られています。
温暖な気候と豊かな自然に恵まれたこの地域では、さまざまな品種のお茶が栽培されています。
さらに、茶葉の品種だけてなく、栽培方法や蒸し方、火入れなどによっても、香りや水色(すいしょく)、旨み、渋みなどにそれぞれ違いが生まれます。
ひとくちに「知覧茶」といっても、その味わいは実にさまざま。
多彩な品種や製法から生まれる、豊かな味わいを楽しめることも、知覧茶の大きな魅力です。

「知覧茶」の由来
南九州市は、鹿児島県・薩摩半島の南部に位置する、豊かな自然に恵まれた地域です。
温暖な気候のもと、山や海に囲まれた丘陵地帯には広大な茶園が広がり、「ゆたかみどり」「やぶきた」「さえみどり」など、さまざまな品種のお茶が栽培されています。
現在では「知覧茶」として広く親しまれていますが、もともと「知覧茶」は、旧知覧町で生産されるお茶を指す名称でした。
2007年(平成19年)、知覧町・頴娃町・川辺町の3町が合併し「南九州市」が誕生しました。
合併後も、それぞれの地域では独自の銘柄で茶づくりが続けられていましたが、2017年(平成29年)4月、南九州市で生産されるお茶の銘柄が「知覧茶」に統一されました。
現在では、頴娃・知覧・川辺の3つの地域で生産されるお茶が「知覧茶」として多くの方に親しまれています。
同じ「知覧茶」でも、育つ地域や茶葉の品種、つくり手によって、香りや味わいはさまざま。
それぞれの個性を楽しめることも、知覧茶の魅力のひとつです。

知覧茶の代表的な製法「深蒸し煎茶」
知覧茶にはさまざまな種類がありますが、その代表的なもののひとつとして親しまれているのが「深蒸し煎茶」です。
深蒸し煎茶とは、一般的な煎茶よりも茶葉を長い時間蒸してつくられるお茶のこと。
茶葉をじっくり蒸すことで葉が細かくなり、お茶を淹れたときには、深蒸し茶ならではの鮮やかで濃い緑色の水色(すいしょく)が広がります。
また、長く蒸すことで渋みや苦みがやわらぎ、まろやかな口当たりと、しっかりとした旨みやコクを感じられるのも特徴です。

知覧茶を美味しく楽しむには?
知覧茶の甘みや旨みをより引き出すには、「お湯の温度」と「抽出時間」がポイントです。
お茶は、お湯の温度によって抽出される成分のバランスが変わります。低めの温度で淹れると、渋みや苦みのもととなる成分が抽出されにくくなり、茶葉が持つ旨みや甘みを感じやすくなります。
知覧茶の、まろやかな甘みや旨みをじっくり楽しみたいときは、一度沸騰させたお湯を70~80℃前後まで冷ましてから淹れるのがおすすめです。
湯気とともに広がる香りを楽しみながら、いつもより少しゆっくりとお茶を淹れてみてください。
同じ茶葉でも、お湯の温度や抽出時間を少し変えるだけで、また違った味わいに出会えるのも日本茶の楽しみのひとつです。

ただし、お茶の種類や商品によって、それぞれに適した淹れ方があります。まずは商品に記載されているおすすめの淹れ方を参考にしてみてください。
また、急須でゆっくりと淹れて味わうのはもちろん、暑い季節には水出しにするなど、季節やその日の気分に合わせて楽しみ方を変えてみるのもおすすめです。
お湯の温度や抽出時間、淹れ方によって、さまざまな表情を見せてくれる知覧茶。
ぜひお気に入りの淹れ方や一杯を見つけてみてください。

さまざまなシーンで楽しめる「知覧茶」
ひとくちに知覧茶といっても、その味わいはさまざまです。
南九州市では、「ゆたかみどり」「やぶきた」「さえみどり」など、さまざまな品種が栽培されており、それぞれに香りや甘み、旨み、渋みなどの個性があります。
お気に入りの品種を見つけたり、品種ごとの味わいを飲み比べたりするのも、知覧茶ならではの楽しみ方のひとつです。
また、煎茶や深蒸し煎茶をはじめ、茎の部分を使用した「茎茶」や、茶葉を焙煎して香ばしく仕上げた「ほうじ茶」など、製法や使用する茶葉の部位によっても、味わいや香りは大きく変わります。
朝の一杯にはすっきりとしたお茶を。食事と一緒に楽しむなら、飲みやすくさっぱりとしたお茶を。ほっとひと息つきたいときには、香り豊かなお茶を。
その日の気分や食事、季節、過ごし方に合わせて、お好みのお茶を選んでみてはいかがでしょうか。

さいごに
古市製茶オンラインショップでは、知覧茶、かごしま茶を中心に、さまざまなお茶を取り揃えております。
毎日の食事と一緒に気軽に楽しめるお茶から、ほっとひと息つきたいときの一杯、来客用や大切な方への贈りものにおすすめのお茶まで、さまざまなシーンに合わせてお選びいただけます。
煎茶のほかにも、季節の変わり目におすすめの「べにふうき茶」や和紅茶、ノンカフェインのハーブティーなどもご用意しています。
すっきりとした味わい、まろやかな甘みや旨み、ほっとする香ばしさ。
その日の気分や過ごし方に合わせて選べることも、お茶の楽しみのひとつです。
ぜひお気に入りの知覧茶を見つけて、毎日の一杯に取り入れてみてくださいね。
次回も引き続き、知覧茶の魅力をお届けします。どうぞお楽しみに。

参考・出典
・農林水産省「お茶のページ」
・農林水産省「お茶大国、ニッポン。」
・農林水産省「茶をめぐる情勢」
